算命学カウンセリング

算命学カウンセリングとは何か

人生をどのように生きるのかを見つめることにカウンセリングの基本とし、来談者が自らの人生を活かしていくためのサポ-ト、来談者の心理的成長のサポ-ト、来談者の外傷体験のヒーリング、さらには来談者の未発達な部分を補うサポ-トを東洋思想に基づく算命学メソッドを活用して行う事を目的としている。

我々の行うカウンセリングとは、算命学に基づく解析を来談者に伝えることを目的にしているのではなく、算命学の解析に即して、相手の事をどれくらい理解してあげるかを重視している。

私たちは来談者との話し合いを通し、来談者の抱える問題を整理、達成できるか協議、対処法を協議し、身体に何らかの影響が出ている場合は、治療法を提示する。

来談者に希望に即し回数を設定するが、一度の算命学カウンセリングでサポート出来ることには限りがあるため、心身全体の健全性を取り戻す事を目的とし、問題解決を目指し、必要な場合は数度のセッションと治療を組み合わせながら、心と身体の調整を行っている。また、定期的に行うことで、心と身体と人生の健全なる推移を見守っている。(希望に応じ)

例えば、現状を変えたという意志に関しては、寄り添いながらそれが出来ない要因を共に掘り下げ、算命学的見地から来談者が納得する解決法を提示、実行を行動へと変換する作業プロセスをサポートを行う。

自分を言葉で慰めたり、周りがなだめたりしてくれていると、いつの間にか自分の問題が見えなくなり、何をどう変えたらいいかわからなくなる、このような、自分自身を自分の言葉でだましている場合もあり、これに関して自我の確立が大切なのだが、その為には身体全体のバランス調整を行いながら、問題を共に直視し、算命学視点から取り組み、来談者が安心しながら自己を見つけるサポートを行う。

このようなカウンセリングを通し、算命学カウンセリングで提示した内容を受容され、共感的に丁寧に理解されるようになったクライアントは、しだいに、自分自身のことを受容しはじめ、自分自身のことを共感的に丁寧に理解するようになっていく。

また、算命学カウンセリングの利点は、日常生活ではとても話せない自身の内奥の気持ちを言葉にして発言、それを共有できることにもある。

我々は、来談者の「心の内側のフレ-ム」に立ち、その人自身になったつもりで、相手をその内側から理解することが出来ることが、干支暦を用いることで可能である。
中国古来からのこの技術は、近年に入りその一部のみが占いとして用いられているが、本来の算命学は鍼治療及び整体など、東洋医術と結びつき心の治療に用いられてきたことから、我々は算命学を東洋心理学医術として位置づけ、臨床に活用することを目的としている。

カウンセラー自身が来談者の性格及び環境を共有できることで、心の内側に潜む悩みや問題点を共有し、考察することが可能であるこの東洋心理学技法を用いることで、西洋心理学では入れなかった日本人の心の深層に入り、心身共の自立を促すことを目的としている。

我々が行うカウンセリング技術は、算命学で解析した情報を来談者に伝え返することで、心の内側に響かせてもらい、それでよいかどうかを絶えず確かめながら、心身の微修正しなから進んでいくことで根本治療を目指すものである。