算命学鑑定士・占い師・カウンセラー

前回のブログにて、算命学は任意団体の資格であるため、誰もが開業することが可能であると説明しました。

マッサージの業界には、柔道整復師や鍼灸師という国家資格がありますが、整体やマッサージ・エステティシャンなどは任意団体の資格になります。

腕の良いマッサージ師が、国家資格を有する柔道整復師より顧客数が多い場合もあります。

資格の有無より、市場はその先生に技術があるかどうかをポイントにしているようです。

算命学を仕事にする!

算命学ビジネスは、次の3つがあるでしょう。

①鑑定士・占い師・カウンセリング
②講師・インストラクター
③コンサルタント業など現在の仕事で併用して活用する。

今回は、カウンセリング事業について一緒に考えていきたいと思います。

先日は、鑑定士か鑑定師かという問題を考えましたが、今回は、鑑定士(師)・占い師・カウンセラーについて考えてみましょう。

鑑定士

鑑定士というのは、Wikipediaによると、《専門的な知識を持つ者が、科学的、統計学的、感覚的な分析に基づいて行う、評価・判断をいう》とあります。

干支暦で示された干支暦を解析し、鑑定することを主な目的とする場合は、まさに鑑定であり、鑑定士こそ正しい名称かと思います。

「なんでも鑑定団」の鑑定士の先生方と同じく、干支暦を目視で判断し、それにおいて的確な回答を導きだし、導き出した答えに対して論理的な説明を行うには、非常に高い専門性を求められます。

そうなりますと、確かにこの能力を獲得するまでには5年以上の知識の研鑽と経験が必要になるでしょう。

占い師

占いには、偶然性を利用したものと、統計学的論理性で判断するものの2種類があり、卜占とも言います。タロットから占星術・九星気学や動物占いなど、全てを総称した名称です。

卜占とは、亀の甲羅の割れ目の数をみて吉凶のお告げを行うという事が語源ですから、必ずしも当たらなくても通用するイメージがあるため、経験が浅くても、基本に基づいて丁寧にお客様と対峙できれば、満足感を与えられる事かと思います。

難点は、占いには《裏を担う》という意味もあり、人に聞けない事を聞くという役割を担ってきたため、正規の学問として扱われにくい面もあるため、あくまでも《占い》という限定されたイメージの中での展開となります。

逆に、人の知らない事を伝えるという業種だからこそ、人々の興味を惹きつける仕事でもあるでしょう。中華街でも、算命学占いは他の占いより少し値段も高めの設定の様です。

カウンセラー

依頼者の抱える問題・悩みなどに対し、専門的な知識や技術を用いて行われる相談援助のことをカウンセリングと言います。(引用 Wikipedia)

算命学カウンセラーは、算命学という専門知識を用いて、依頼者の抱える問題・悩みなどに対し、相談援助を行います。

我々が名乗っている算命学はこの業種になります。鑑定作業はITを活用しております。複雑な計算によるデータ解析の部分をITで行うため、人間の頭で計算するより精緻な答を安定して出せることと、多人数の鑑定に活用できます。

難点は、そこから先の技術の習得が必要になります。つまり、依頼者と共に具体的な解決法を模索する《問題解決能力》が必要になります。

算命学の知識を用いながら問題を解決していくためには、算命学の知識のみならず、現代社会が抱える問題をクライアントと一緒に考察し、クライアント自身の力で答を導きだす課程を、時間をかけて行う必要があります。

干支暦の解析を仕事に中心に置かれる方は、鑑定士でしょう。

占い師は気軽になれそうですが、Fortune Tellerというのが英語なのですが、未来考察をきちんと出来ないと、お客様のニーズにこたえきれない面はあります。

クライアントと共に考え、クライアントが自ら答を出す事の手伝いをしていくのに算命学の知識を活用したいと思われる方は、カウンセラーをお勧めします。

 

 

 

 

 

 

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