戌亥天中殺期間の過ごし方

知恵を学ぶこと、

戌亥天中殺の考え方とその解決策

戌亥天中殺の方は、中央が虚のため、現実的考え方が苦手で、

天中殺現象は、結果に現れる。

天中殺というのは、日干がどこのグループに属するかで決まります。
つまり、西方、結果という意味がある日干が虚ということになります。

東方は前進、スタート
西方は結果という意味でしたよね。

つまり、天中殺中に前進しても、全く災いはないのですが、その結果が虚になる、天中殺現象に遭うという事になります。

もう一つ、東方は未来
西方は過去という意味があります。

もし、戌亥天中殺の方が、天中殺期間である明日結婚したとしましょう。
明日の結婚そのものは、未来であり、スタートであるので問題はありません。
例えば、天中殺だから明日の結婚式に雨が降るとか、スピーチが上手くいかないといった事はないのです。
もし雨が降ったりスピーチで失敗しても、それは天中殺の影響ではありません。

しかし、結婚してから1週間経つと、明日の結婚は過去になります。

過去という孤(スポット)は変わらず、未来の孤(スポット)のみがどんどん動いていくのです。

 

戌亥天中殺+生月天中殺

それでは、今度は戌亥天中殺と生月天中殺を合せていきましょう。

戌亥天中殺は、《現実虚》だと説明しました。

生月天中殺も、《現実虚》です。

算命学を学ばれていらっしゃる方は(虚虚の実)という基本原理はご存知の事かと思いますが、ここで簡単に説明をさせてください。

虚虚の実

-×-=+という陰陽学の基本原理に基づいております。

これは、日座中殺の男性は中年以降は弱くなるが、女性は現実的に逞しくなるという現象を説明する時に用いられるのと同じ原理です。

虚(-)× 虚(-)=現実(+)となりますが、その中身は、実(+)×実(+)=実とは違います。二元論なので、虚虚の実の方が実実の実よりしなやかで強くなり、故に乙乙は甲甲より強く、丁丁は丙丙より強く、己己は戊戊より強く、辛辛は庚より強く、癸癸は壬より強いという自然観察による哲学思想の説明にも用いられております。これらの理論は、一般社団法人数理暦学協会にて生年月日を用いない運命学講座(数理暦学)を開催しておりますので、そちらにご参加下さい。講座に行かれない方は、数理暦学協会のブログを読み続けて戴くと何となく理論が分かってくるかと思います。ブログは勿論無料なので上手にご活用戴けたらと思います。

想定法

想定法とは、生年月日を用いないて人を解析する方法であり、私はこの想定法こそが算命学の奥義中の奥義であり、一番洗練された鑑定方法ではないかと思うのです。

生年月日がなく、人を観察するだけでその人を解析できるなんて、とてもスタイリッシュですよね。高尾義政先生は、それが最も得意であったと言われております。その域に行くには全ての技法が頭に入り、逆から読み解いていく必要がありますが、もっと簡単なレベルから習得する方法もあります。

その一つが、虚虚の実の理論です。

例えば、女子校出身の女性と、男女共学で育った女性の違いを想像してみてください。

どちらが優しげで大和撫子と思いますか?

男性達は聖心や白百合など女子校に大いなる憧憬を持っているので、深窓の令嬢で優しげに感じるようですが、身近な女性達をみていても、女子校出身者の方が逞しいように感じます。

女系の女性と、しっかりとした男兄弟に囲まれて育った女性の違いと言ったら、もう少しイメージが出来るかもしれませんね。

女性は集団になると攻撃本能が強くなり、単独では守備本能になるという算命学の常識的な知識を用いればすぐに理解できます。こういう基礎知識を用いて理論展開していくのが想定法で、マスマーケティングにおいて役立つ知識です。

虚虚の実とは、ゼロがゼロではなく無限であるという東洋独特の考え方に影響を受けている考え方です。

戌亥天中殺&生月天中殺

戌亥天中殺は社会性及び現実が虚であり、生月天中殺も社会性及び現実が虚です。そうなると、虚虚の実現象が現れ、非常に現実的な生き方になります。

しかし、男女でも違います。

女性の場合、もともと現実的なので、
女性=現実的を+と置き換え

戌亥- 生月- 女性+となり、非常に現実的になります。

男性の場合、男性=精神有 現実虚となりますので、
戌亥- 生月- 男性-となり、理想主義的考え方が強まります。

しかし、男性=精神的 女性=現実的と大きく分ける事は今の多角的思考が認められている時代は無理もあり、カウンセリングの現場では、この人物は現実的な仕事をしているか、精神的な仕事をしているか、仕事による性格への影響や、独り暮らしか大家族かなどの環境因子を入れ込みながら、頭の中で分類訳をし、超現実的発想でくるか、超理想主義的発想でくるかを想定します。

これは想定法を組み込んだ算命学理論になり、それが上手に出来ると、カウンセリング技術も向上するでしょう。

占い師、鑑定者であれば相手の命式を鑑定すること自体に重点を置いておりますが、カウンセラーとなると相手の状況に応じた解析能力が必要となります。

私の経験から拝見すると、これは勉強した歳月に比例するのではなく、算命学に関係なく、いかに多くの方に接しているかの経験が大いに関係しております。算命学を10年学んだ方より、飲食業で毎日多くのお客様と接している方の方が感覚的に上手に解析されているな…想定法が上手いという事実を拝見すると、この学問は玉堂的要素と龍高的要素が必要なのだとつくづく分かります。

玉堂+玉堂=龍高 という考え方こそが虚虚の実であるのです。

生月天中殺の天中殺期間

戌亥天中殺の高次元考察については、前回のブログでご説明させて戴きました。

詳しくは、戌亥天中殺の高次元考察 及び 戌亥天中殺さんの天中殺期間のブログを参照下さい。

今回は御質問の多かった戌亥天中殺+生月天中殺について考えてみたいと思いますが、その前に生月天中殺について考えてみましょう。

尚、当協会は既に算命学をご存知の方々を対象としておりますので、初心者の方には分かりにくいかもしれません。

申し訳ありませんがお付き合いください。

月支元命

生月天中殺とは、月干支が中殺されている状態です。

月干支の月支を《月支元命》といいます。月支と月支の二十八元をさします。

ところで、人間のこころは何処にあると思いますか?

  • 心臓
  • 腹部(丹田)

現在の臨床心理学では「こころは《脳》である」と捉え、脳科学に焦点が当たっているようです。NHKの特集などでも成程…と思う事が色々と発見されているようですね。

《首》だと答えたのは子供達です。緊張すると苦しくなる、嫌なことがあると喉が痛くなる…こころは首だという事でした。

心停止により生命活動は停止するから《心臓》だという答えは多く戴きました。

こころは丹田なり

昔の人は《丹田》こそ心だと捉えていたようです。その為、罪人は心臓を一突きですが、武士は自らの手で切腹します。

腹黒い、腹の探り合い、腹の虫がおさまらない…など、腹がこころではないかと連想させる言葉は沢山ありますね。

日干支 月干支 年干支 及びその二十八元の本元の9文字を並べてみてください。

月支とは腹の位置にあります。月支元命とは、丹田、こころを意味しているのです。

生月天中殺

生月天中殺とは、こころが中殺されている状態です。

こころとは、現在・過去・未来と時空間と共に移動しますが、私達は今という瞬間を生きているのですから、月支のこころとは《現在のこころ》《今という瞬間のこころ》という事になります。

こころ変わり…という言葉通り、次の瞬間には変わるものがこころです。

こころを変えないように、昔の人は丹田を鍛えました。インナーマッスルやコアマッスルといった方が分かるかもしれませんね。

生月天中殺とは、こころが中殺されていますので、現在を堅実に積み重ねることが出来にくい性格を所有しています。

蟻とキリギリスで言ったら《キリギリス》。感覚で生きる人が多く、人生が変動しやすい傾向があります。

 

丹田は、こころのシーソーの真ん中だと思って下さい。

生月天中殺の人は、その真ん中のバランスが壊れている状態です。

そのため中庸を保ちにくく、現実面に走れば極端に現実主義となり利益追求型となり、理想主義に走れば利益は関係なく、とことん良いものを追求していきます。

それが同じ人の中で、極端に右左にふれるのが生月中殺の特徴です。

お金の事をシビアに言ったかと思うと、気前よくプレゼントしたりするため、周りの人はその人をどう捉えたらよいのか分かりません。

本人も分かっていないのですから、仕方がありませんが。

生月天中殺の天中殺時期

この解釈は、天中殺現象が強くなる説と、逆に天中殺現象が弱まる説の2説があります。

虚虚の実という理論があり、陰×陰→陽で 天中殺が弱まる説が理論に合っております。

しかし、答は感性の良い所有者の意見に勝るものはないので、伺ってみました。帰納法による統計学なので、多くの生月天中殺の方々の意見を統計とってみるしか答えが分からない部分があります。
以下、所有者から戴きましたご意見です。参考にしてください。

これまでの人生を振り返ってみて、辰巳天中殺の私にとって、毎年4月(辰月)と5月(巳月)だけは、比較的未来を描きやすかったのは、私が生月天中殺所有者だったからといことが、今回学んでみて分かりました。
今までは、4月は年度始めで、1年の計画が立てやすいと思っていたのですが、どうやら私にとっては、それは4月は霧が晴れて視界良好になるからだったようです。そして、晴れている間にしっかり「弧」を設定しているから、次の天中殺期間を迎えるまで、ぶれることなく「虚」でつなげることができているのかもしれません。
生月天中殺所有者にとっては、比較的晴れている天中殺期間こそ、次なる「弧」を設定するために活動すべきなのかもしれません。

孤虚については、孤虚理論を参照下さい。

私の中でも虚虚の実であるため、生月天中殺所有者は、天中殺の方が自分のこころをはっきりと把握できるのではないかと思うのです。

こころが中殺されているため、幼少期から家族から理解されない…という想いをトラウマとして抱える方が多く、そのため、実家から離れ、独り孤独に自分だけの力で頑張ってきた人は、ひとのありがたみがわかるため、他人から戴いた善意を社会に返そうと、ボランティア精神のある素晴らしき方が多いように感じます。

生月天中殺の方々のご意見大募集です。投稿戴けたら助かります。

戌亥天中殺 高次元解釈法

本日のセミナーにおいて、戌亥天中殺についてのご質問を戴いたので、ここでまとめておきます。

皆様ご存知の通り、2018年2月4日~2020年2月3日までの2年間、戌亥天中殺が始まりました。

算命学をご存知の方に発信していくブログなので、少し難しい書き方をしてしまいましたが、理論をしっかりと把握して戴けたらと思います。

天中殺について

天中殺を時空間理論にみならず、思考傾斜理論に用いるのは、算命学の特徴です。6つの天中殺はそれぞれの方位が欠落しているため、その逆の考え方に偏るというのが、思考傾斜理論です。

立体五行説

天中殺で使用するのは、平面五行説ではなく、立体五行説理論です。
東西南北中央というのが、平面五行説であり、平面五行説には相剋関係が成立しますが、立体五行説は、方向の理論が中心で、天の気は東から南へ、南から西へと動くと考えはありますが、平面五行説の相剋理論は存在しません。

元々皇帝を国の中心に置き、東西南北の四方向の神の代弁者として国を治めるという考え方から来ています。神を天頂とし、王を中央とし、その王の足元に東西南北があるという捉え方です。

 

戌亥天中殺所有者が経営者になる場合

戌亥天中殺の戌亥の方位とは、皇帝の座する中央という意味があります。
その座が天中殺ということは、空間がないため、虚であるという意味です。

皇帝は神の代弁者として、東西南北の四方向を治める人ということは、政治家なので、現実的な対処をする能力が必要となります。しかし、中央虚ということは、そうした考え方が出来ない人(現実的思考が虚)という意味になるのです。

現実的に考えられない人はどういう考え方をするかというと、逆の精神的な考え方、儲けよりロマンや理想、人間関係の煩わしさより、美しい芸術の世界へと考え方が偏ります。

さて、そのような戌亥天中殺の人が経営者になると、どうなるでしょう?

会社の現実的経営を行うセンスはないため、人事や経理など現実的な事は人に任せ、クリエイティブな事業の推進や商品開発、広報、企業理念を伝える役割や社員の文化交流を推進するなどを得意とする社長の姿を理想とします。

戌亥天中殺の人の能力を開発する方法

六十干支の分類には、十干を中心とした分類の地支方位と、十二支を中心とした天干方位という2種類があります。

天中殺理論では、地支方位を用います。

日干が甲子から始まる10干支が戌亥天中殺グループです。

つまり、甲子・乙丑・丙寅・丁卯・戊辰・己巳・庚午・辛未・壬申・癸酉の十の日干は戌亥天中殺であり、かつ、地支方位でみると、北方グループという事になります。

この天干方位と地支方位は非常に興味深い理論で、この2つの理論を組み合わせると発展的考察が可能ですが、さすがにブログで書くと訳が分からなくなりますので、中級者以上を対象とした講義の中での説明とさせてください。

北方グループとは、五行説で分類訳をすると、北=精神の過去=知識=歴史
北=情報=ITなどの言葉が導きだされます。

つまり、戌亥天中殺は中央欠如の思考法のため、現実的な考え方が苦手であり、考え方が想像的や精神的なこと、クリティティブなこと、芸術的な事に傾いてしまう。

その質を伸ばすには、歴史あるものや、過去の智の集積を活用すること、情報化社会やIT業界などで経験を積めば大成する。となるのです。

新しいものよりも、過去のものをベースとして未来に発展させていくのが効率的な人生を構築するとなるのです。

長い文章は読みづらいと言われたので、次回は天中殺時期にやるべきこととやらない事の解釈について、少しご説明致します。

天中殺の謎

天中殺について、私が清水先生より教えて戴いたことは、天中殺に能動的行動を起すとどういうことになるか…先生のご経験を基にご指導戴いた実践論になります。六十干支理論に基づく原理は教えて戴きましたが、その哲学的理論を学ぶことはなく、ずっと抱いてきた疑問がありました。

なぜ天中殺は天中殺なのか?

これらの疑問を解くためには、道教・仏教、イスラム教からユダヤ教・キリスト教まで幅広い他宗教との比較文化論が必要となります。それは、高尾算命学から離れていく事になるため、一般社団法人数理暦学協会を立ち上げました。

天中殺についての理論考察は、孤虚理論(数理暦学協会HP)にまとめてありますので、ご興味のある方はご一読下さい。

出来る限り分かりやすく書くように心がけているつもりですが、内容が難儀なため、限界があります。ご興味ある方は、数理暦学協会のセミナーにご参加戴ければと思います。(開催時期が決まりましたら、ご案内致します。)

孤虚理論は中国の時空間理論です。つまり、中国人が時間というものをどう捉えていたか…という理論になります。

天中殺は時空間理論

天中殺理論は時空間論なので、研究分野としては非常に興味深い分野です。

天中殺は立体五行説を用いる為、私の個人的な考えですが、ヘレニズムの影響が強いと思っています。彼らの幾何学理論を代数理論に落とし込んだのではないかと想像していますが、これらの発展と論争と検証は、数理暦学協会で行って参りますので、宜しければブログなどを通して学んで戴けたら助かります。

算命学カウンセラー協会は、高尾義政氏、清水南穂氏の偉大なる研究と功績を次世代に伝えることを目的としておりますので、あくまでも純粋な算命学を伝承する事に徹したいと思います。

次ブログは《天中殺中の結婚問題》についてもう少し掘り下げて考えていきましょう。多様化した時代に高尾算命学をどのように適合させていくか、これは私に託されたミッションと思っておりますので、協会の集まりなどで皆様と共に語り合えたらと思います。