算命学を学ぶには

十六元法という理論で緻密に構築されている算命学を習得するには、基礎技法の習得に最低3年 応用技法は更に3年、そこがスタート地点でありそこから研鑽と経験を積みながら、この技法を縦横的に活用していくという流れがこの業界の常識です。

私には清水南穂師という業界最高峰の師匠がいて、その師匠のワンツーマンの指導を受けたにも関わらず、5年目まで理解に苦しみ、ドア, ハンドル, 中国語, ドラゴン, ゴールデン, デザイン, 中国, アーキテクチャ, ゴールド7年目で理解の灯が見えてきて、10年目で全体を把握し、13年目でやっと全てを理解し自分の頭で解釈できるようになりました。

その理由は何かというと、師匠の教えが非常に文学的であり何を言いたいのか不明な点が多かった事、白板に師匠がご宗家より学んだノートの文字を書き、それをひたすら書き写すという古典手法であったこと、故に、習得に膨大な時間がかかり、5年前に習得したことが5年後に結びつくという時間的跳躍が多く理解不能に陥った事にありました。 書き写すという習得法自体は非常に貴重なものであり、意義あるものとは思いますが、《白板を書き写す》事に授業のほとんどの時間が費やされ、考察まで至らなかった事、又究極はその指導法にアルゴリズム的視点が欠けていたため、その論理性を理解するのに 多大なる時間と研究が必要だったのです。

学び始め迷いの道に入り込んで7年目のある日、全てのノートを3部ずつコピーをしてそれを切り取り部屋一面に並べました。まずそれを眺め、様々な方法で並べ、論理性アルゴリズムを構築する作業を3か月間、それを3つのパターンに分け更に振るい分け、分類し続けることで、算命学という学問の流れがやっと理解出来ました。 どういう論理性を持って指導すれば、理解への道が近いのか、その為にはテキスト・ドリルを編集し、まず友人知人に指導する事から始めました。 相手が優秀だったのか私の指導が良かったのか…たった1年4か月で私の10年分をマスター習得するに至りました。

私の目的はこの理論を理解させることに留まらず、上手に活用して解決法までアドバイス出来る人材の育成です。 その為、3年間、学ぶ人にとって必要な知識は何か、どういうものがあればその理解を助けるのか、これまた徹底的に調査をしました。その為、算命学の原理となる中国思想、仏教の影響、東洋史観的物の捉え方、人の心に響くようにするにはどうすれば、調査研究を続けたのです。

こうして、清水先生に学び始めて10年目になった時、始めて一般から受講生を募集し、指導することを始めました。但しこの短期集中で指導するやり方にも問題点があるのです。 短時間で指導する為、人間性の構築が間に合わない。 古典学問や技能の習得に、5年、10年と時間をかけて行うの理由は、一つには人間性の教育もあるのです。 その為、最初に学ぶ受講生の資質を重視し、正直で美しき心を持った素晴らしい方々を選び指導する事から始めました。 最初に学んで下さる方々が素晴らしい方であれば、次に続く後輩も自ずと同じ雰囲気の方が集まります。 当時の生徒さん、現在の研究員ンとなって下さっている方々は、感性豊かで知的な方々なので、私自身多くの事を皆様に教えて戴いております。

技術や知識とは何でもそうですが、使わないと忘れてしまいます。7歳~18歳までに習得したものは忘れずに身体に残りますが、大人になってから習得したものは、《氷が解けるが如く》忘却していきます。 私は一日平均して3時間の学習を毎日14年以上続けております。音楽を聞いて作曲家の命式を見て分析する、ピアニストと作曲家の命式を比較しどういう解釈で奏でているのかを考察するなど、楽しみながら常に学ぶ姿勢でおりますが、こんな私でもしばらく旅行をして使わないと精度は衰えます。

なぜ忘れてしまうのか。それは記憶すべき事柄が余りにも多く、分類訳の項目が多いことにあります。 つまり全てのパターンを理解し把握していないと分析は出来ませんが、一人の人物に必要な情報は1万分の1位しかないのです。 それでは、その人にとって必要な情報のみを抽出すれば良いのではないか。それが記憶の補助になるのではないか。今度はそこに想いが至りました。

今より5年程前から算命学のIT化を進めました。協力戴いたのは、著名なプログラマーです。彼と3年間理想を追い求めてひたすらプログラミングを行いました。 そのプログラミング過程において算命学では分析出来ない事を研究する必要が生じ、四柱推命、九星気学の原理にもなっている干支暦を徹底分析する事から始めました。
元々は陰陽二元論と五行論から成立した六十干支から構築された理論です。古書を読み漁り、道教の奥義とされるこの六十干支理論から構築された推命理論を解析し、陰陽五行のアルゴリズムを構築しました。プログラマーに言われた事は、(コンピューターは考えることを面倒臭がらない)

記憶と計算はITに任せ、その結果データを基に解決法を導き出す仕事が、カンセラーの仕事にする。 その為、プログラムも824構築させ、人物考察プログラムUNGAと時間軸考察プログラムKOUKAIという2つのプログラムが誕生しました。

このプログラムを活用して人物考察を行える人材を育成するのが数理暦学協会の役割です。数理暦とは何かというと、算命学の理論の基となった旺相休囚死理論を原点にITにより構築されたプログラムを活用して、人物考察に役立てるための学問です。 今までは(人の運勢を当てる)鑑定だった推命学の世界が、データベースを活用して人物考察を行い、その解決法と未来予測を行う学問へと生まれ変わる事になりました。

算命学カウンセラー協会の役割は、高尾義政ご宗家がこの世に残したこの学問を研究する事に終始し、算命学の知識を活用した人材育成はITを活用して学ぶ協会、数理暦学協会に移管されることになりました。 基礎からしっかりと学びたい方は数理暦学協会に入会下さい。 そして習得した後、算命学を研究したい方は、我々の協会にご加入下さいませ。 皆様のお帰りをお待ちしております。